今朝の一句No219
【十五夜様って本当はいつ!?!】見て聞いて学べるNBSacademy便り
おはようございます。
俳句作家の上野貴子です。
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今日は8月の15日です。
良く十五夜様といいますが
真ん丸のお月様が満月の夜のこと
だと考えていますよね。
勿論、それはそうなんですが
暦の上では8月は秋なので
ちょうどお盆の頃の満月を
昔はそう呼んでいたのかと
私は思っていました。
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ところがそんなに単純にはいかない
ややこしいものらしいのです。
まずは、暦には新旧があります。
今は新暦ですが日本の多くの行事が
旧暦の風習を残しています。
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十五夜様は
昔は、旧暦の8月15日の夜の
満月のことを言いました。
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これは解ります。
けれども、今の新暦では
なぜ8月15日ではないのか?
という疑問です。
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月遅れという言葉があります。
よく新旧の暦のズレで
月遅れのお盆とか
月遅れの七夕とか
いいますが
この月遅れという感覚では
十五夜は9月15日頃かと考えます。
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そこが間違いなのです!
旧暦とは月の満ち欠けに合わせた暦で
一年が354日とされていて
新暦とは太陽の動きを中心に数えた暦で
一年が365日とされています。
ここで明らかに11日ものずれがありますね。
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そこで、月遅れという単純に次の月という
数え方では上手くいかずに
新暦の十五夜は毎年変わり
9月の中旬ころから10月の上旬ころ
までの間に殆ど来ます。
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2020年今年は10月1日が十五夜様です。
何だかまだまだ先ですが
旧暦では7月が初秋
8月が仲秋
9月が晩秋
というように言われていたため
8月15日の月を
仲秋の名月と言いました。
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今では中秋の名月と書くのは
秋の半ばという意味で中の字で書いています。
中秋の名月が十五夜様でお月見をする
風習が平安の昔から
今まで続いています。
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月の光は夜を照らしてくれる
大切な大自然の恵みです。
夏休みに合わせた8月のお盆では
十五夜には盆踊りや花火大会が盛んでしたが
今年は殆どが中止で自粛です。
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この後の10月1日に来る
現代の新暦の
一般的なお月見の頃には
何とかコロナ戦がおさまっていることを
本当に心から願います。
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2020年8月19日俳句記念日
今回は第7回となります。
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